向日葵から学ぶ「今」を生きる秘訣

向日葵のまるで顔いっぱいに広がってるような笑顔を見ると元気をもらえたり自分も自然と笑顔になる人は多いんじゃないでしょうか。

ヒマワリは、和名の「向日葵(ヒマワリ)」の通り、太陽を追いかけるように動いています。

太陽を追いかけているように見える秘密は、茎の成長ホルモンであるオーキシンが、太陽光の当たらない側の茎に多く集まることで、その側の成長が促されます。

こうやって、太陽光が当たっていない側の茎が成長することにより、花が太陽のある方角に曲がるようになるので太陽の方を向いてるように見えるそうです。

成長して花が開花すると成長ホルモンの分泌が減少し茎の成長が止まって固くなるので、向きを変えることが難しくなり、東に向いて止まります。

なぜ東向きで止まるのかは諸説あるそうですが、一つの理由としては朝日でヒマワリの花を温め、多くの訪花昆虫を呼ぶためというのがあります。

 

たくさんの太陽エネルギーを得て光合成をし大きく育つために、小さい頃から太陽を追いかけている向日葵の生き方は多くの人を魅了し、勇気づけます。

ヘレン・ケラーの名言の一つにもヒマワリに関するものがあります。

Keep your face to the sunshine and you cannot see the shadows.

It’s what the sunflowers do.

「太陽の方に顔を向けるのよ。そうすれば影を見なくて済むから。ヒマワリがしていること一緒よ」

私も以前はヒマワリといえば、太陽を追いかけている姿が「THE向日葵」であってそんな姿だからこそ愛される存在だと思ってました。

でも今回ヒマワリについて知っていくと違うイメージを持つようになりました。

成熟した(老いた)ひまわりが太陽を追いかけず成長をやめ、種子を育む力へと今までの(太陽を追いかけていた)エネルギーを転換しているのを知った時に、この姿こそsunflower(太陽の花)だなと思いました。

子どもたちを守るために自分の時間を惜しんで必死に働くママさんたちのことを考えると「だから母親って太陽のような存在って言われてるんだな」と、太陽を追いかけるのをやめたヒマワリ(sunflower)とママさんたちがリンクしました。

 

自分自身が今何もできていなように思える時は、向日葵が毎日太陽を追いかけて成長をしているように、これから一つの花として、そしてたくさんの種(栄養たっぷりでだれかのためになる)を育てるために必要な成長を遂げるための時間だといえます。向日葵が太陽を追いかけ続けた間しっかり成長していくように、私たちも太陽のような存在から温もりやエネルギー、希望を学びます。

そしていつか太陽を追いかけるのを止めるとき、そのときあなた自身が誰かにとっての太陽のような存在になっています。

自分が今どの段階フェーズにいるとしても覚えておきたいのが、「いつもどおり」であることを止めることです。

「いつもどおり」というのは昨日までのよかった自分と比較していることになります。

「今日」のあなたは「昨日」のあなたとは違います。

「今日のあなた」で良いんです。

「今日のあなた」がどのフェーズにいたとしても太陽は今日も変わらず東から昇ってあなたを応援しています。

 

関連記事