ワークショップ

わたしの物語カフェ
〜半年で綴る人生の棚おろし&Kindle出版講座〜
「届け先のわからない手紙」を受け付ける、漂流郵便局をご存じですか?
その手紙は、今はもう会えない誰かへの想いが、そこに訪れ、手紙を読んだ人の心に灯がともる──
それは、“誰かの綴った言葉が、アートになる瞬間”。
あなたが生きてきた時間も、そんなふうに誰かに流れ着く。
迷いながら歩んできた道も、語られなかった想いも、あなたの唯一無二の物語が、
きっと、どこかで誰かの背中をそっと押してくれる。
読む人の人生にも、光がさすように。
あなたの物語は、胸を張って生きる理由になる。

ワークショップの目的・内容
- 自分の人生をあらためて見つめなおす
- うまく言葉にできなかった記憶に意味を与える
- AIや心理学(パーツ心理学)を使って、書くことが苦手でも安心
- Kindle出版を目指して、「家族に遺したい1冊」をつくる
- 地元のカフェで、安心できる仲間と出会う
- 自分らしい“これから”を歩くきっかけをつかむ

1ヶ月目:人生の地図をひらこう
〜「まだ途中のわたし」を整える、最初の一歩〜
人生100年時代、物語はまだ折り返し地点。振り返ることで、これからの道が、ゆっくりと見えてくる。
- パーツ心理学やAIのサポートの使い方
- 書く前に「心を整える」ワーク(安心のシェア・記憶をやさしく開くプレワーク)
- 人生年表ワーク(思い出の音楽・写真・感情で振り返る)
- 小さなストーリーから書いてみる体験ミニワーク

2ヶ月目:気を張ってきたわたしをねぎらう
〜自分の反応やパターンに>理解と共感を向ける〜
- ふだんの自分の行動を“やさしく観察”してみるワーク
- 「ほんとうは、何を守りたかったの?」
- 親やパートナー、職場など、関係性の中で背負ってきた“役割”を整理する
“がんばりグセ”の奥にある本当の気持ちに気づく時間
あなたは今まできっと、親として、子として、社会人として、誰かの期待や役割を一生懸命に果たしてきました。
その中で、本音を後まわしにしてきた「わたし」が、いつのまにか置き去りになっていることも。
ここで一度立ち止まり、
「本当は、何を大切にしてきたんだろう?」
「何を守りたかったんだろう?」と見つめることは、これからの人生を“自分らしく生きる”土台になります。

3ヶ月目:大切にしてきたこと伝えたいこと
〜Silver Lining 困難の中でも大切にしてきたもの=人生の軸を見つける〜
- 関係性マップを完成させる(役割・パターンを振り返る)
- 「誰かのために生きた自分」へのねぎらい手紙
- 価値観カードワーク:ベスト3を選ぶ/背景のエピソードを共有
- 価値観を支えてきた“信念”と“願い”を見つける対話ワーク
「Silver Lining(シルバーライニング)」は、英語のことわざ“Every cloud has a silver lining”(すべての雲には銀色の縁どりがある)に由来します。
これは、どんなに暗い雲(困難)の中にも、光が差し込む希望があるそんなやさしいメッセージが込められた表現です。
私たちの人生にも、思いがけない出来事や、つらい選択があるかもしれません。でも、そのひとつひとつの経験の中に、かすかな光や意味を見つけられるとしたら。
このワークショップでは、そんな“銀色の縁どり”を一緒に見つけていきます。

4ヶ月目:転機と出会いの場面を拾いなおす
〜過去は変えられないけれど、“過去との関係性”は変えられる〜
- 転機マップ作成(病気・引っ越し・別れ・挑戦)
- 「もしあのとき別の道を選んでいたら?」パラレルワーク
- 人生を“章立て”でとらえる:ストーリーの構造づくり
一見「つらかった出来事」にも、新しい視点と意味を与えることができると、自分の人生の選択を、肯定的に語る“力”が育つ。

5ヶ月目:わたしから未来への手紙を書く
時間を超えて言葉を届ける
- 自分自身への手紙:「後悔・ねぎらい・願い」を届ける
- まえがき・あとがき作成ワーク(感情×想い×読み手)
- 未来の誰かへのメッセージを書く(孫・家族・まだ見ぬ人)
「誰に、何を、残したいのか?」
それは人生をふり返る中で見えてくる、大切な問い。
この問いへの答えが、自分らしい終活の軸となっていきます。
また、過去を振り返りながら手紙を綴ることで、今の自分を少し離れた視点から見つめ、ねぎらいと優しさをもって抱きしめる時間にもなるでしょう。そして、その手紙は、たったひとつの「わたしの物語」として、自分史に刻まれる大切な一章になるのです。

6ヶ月目:あなたの物語を、ひらく日
〜語ることで、物語は羽ばたく 〜
- タイトル&表紙案ワーク
- 印象的な1章をシェア(朗読 or 要約紹介)
- 感想とフィードバックセッション
- 出版のステップ案内&希望者サポートの説明
ワークショップで出会う仲間、お互いの物語が最初の漂流先になる時間。
あなたの、あの人のライフストーリーが、お互いのこれからの人生物語の一部となって力になりますように。

開催情報
会場:たかはし珈琲 (新ゆりグリーンプラザ商店会)
日時:毎月第1木曜 (基本)10:30〜12:30(2025年9月スタート/全6回)
定員:6名(少人数・安心の空間で)
参加費:各回3,000円(1ドリンク+ドーナツ付き)
(このワークショップは、今後さまざまな地域・カフェで展開予定ですが、今回は初開催を記念して「特別価格3,000円(税込)」でご参加いただけます。)

レジリエンス(心の回復力)が高い人には、ある共通点があります。それは、「ふり返る力」を持っていること。
過去の経験を、ただの「痛み」や「失敗」として終わらせず、「何を学べたか?」「何が自分を支えてくれていたか?」を見つめる。そのまなざしが、心のしなやかさを育て、次の一歩を支えてくれます。
たとえば──あなたが今、富士山の8合目にいるとします。
体も心もくたくたで、「まだ頂上まであるの…?」と思うそのとき、ふと振り返ると、そこには、雲の下に広がる絶景が、自分が歩いてきた道のりが見える。
「ああ、こんなに登ってきたんだ」
「あのときの苦しさも、今のわたしを支えていたんだ」
ふり返ることで、私たちは“自分の物語”を取り戻します。
それは、ただの思い出ではなく──これからの人生を歩くための“力”になるのです。
このワークショップは、そんな「振り返る力」を育む時間。
地元の仲間と一緒にあなたの物語を、ぜひ聴かせてください。