
ヤングケアラーの歩き方
「ヤングケアラー」は、18歳未満のことをさしますが、成人して時間が経てば人として基本的に必要としているケアが突然なくなったり、問題が解決したりする訳ではありません。 幼少期から、家庭が安心安全な居場所という機能を満たしていない中で育つヤングケアラーにとって、いろいろな苦悩・生きづらさは大人になって...
「ヤングケアラー」は、18歳未満のことをさしますが、成人して時間が経てば人として基本的に必要としているケアが突然なくなったり、問題が解決したりする訳ではありません。 幼少期から、家庭が安心安全な居場所という機能を満たしていない中で育つヤングケアラーにとって、いろいろな苦悩・生きづらさは大人になって...
災害や事件など単回性のものと、慢性化した複雑なトラウマとでは、後遺症の性質が違ってきます。どう違うのでしょうか。たとえば一度の災害によるトラウマだとしたら「日常とは違う異常な体験をした」のだと、理解することができます。悲惨な出来事であってもあくまでも起きた事態が異常であって「自分自身に対して...
今回は虐待など慢性的なものではなく、犯罪被害や被災など「単回生のトラウマ」によるPTSDを中心にその症状と回復についてまとめています。当事者の方も支援者の方も、トラウマについての理解を深める機会になっていただけたら嬉しいです。
前回、発達性トラウマの症状の一つであるフラッシュバックを軽減させる方法の「今に意識を向けるスキル」について取り上げたので、今回はもう一つの方法「リラックスするスキル」をご紹介します。発達性トラウマの症状があるなしにかかわらず、現代人はスマホやSNSの影響もあって脳が情報過多になっているためどんな人に...
覚えておきたいのはフラッシュバックは「記憶」だということです。どれほど強烈に今この瞬間に起きているように感じても、それは「記憶」です。「フラッシュバックは記憶だ」という事実はフラッシュバックが、あなたに対してできることと、できないことに気づかせます。それは同時にフラッシュバックという現象の弱...
トラウマを負うと、自分が自分のものであるという根本的な感覚が失われてしまいます。 そして発達性トラウマとは、複雑性PTSDの原因となる子ども時代に負ったトラウマのことです。家庭や学校などで負った慢性的な(反復性)ストレスがトラウマを生み複雑性PTSDの原因となることが多いと言われています。トラウマは決し...
コア・バリューを持つと具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?自分のコア・バリューを見極めるのにはどんな方法があるでしょうか?このブログでは大きくこの2つのポイントを扱います。 まずは人生を変えるほど大きな意味を持つ「コア・バリュー」が私たちの人生に贈ってくれる5つのギフトについてこれから考え...
無意識レベルでしている「比較」や「評価」「決めつけ」が、自分自身や相手に誤解を植え付け、無駄な争いや緊張を生み出してしまうことがあります。ここでは特に、今回のテーマにもしている「心を動かすことができる共感力」を育てる上で必要な段階をあげていきます。具体的には、評価や決めつけではなく、「自分が抱い...
パニックの発作で怖いのは自分で自分の状態をコントロールできないことにあり、逆を言えば、自分をコントロールでき暴走を止めることができるのならパニックに対処できるようになります。それで今回は日常生活で緊張状況やパニックになりそうな時にコントロールを取り戻すために役立つ方法をご紹介します。
失った希望や自信を取り戻し、もっと価値ある人生を生きようと新たな力を生み出すためには、すでに弱り果て、すっかり自信を失った本人の力だけでは困難です。 外から状況を把握し応援している者だからこそできることとも言えます。そのための作戦をリネハンは「チアリーディング戦略」と呼んでいます。