美点凝視

きみがぼくの人生に現れてくれたことで感謝したいこと、数えたらキリがないかもしれないけど、思いつく限り言葉にしたい。

きみに出会う前は、抱きつく相手はぬいぐるみだった。でも今は温もりをくれるきみがいる。きみのふわふわの背中を撫でるだけでなんとも言えない幸せを感じるんだ。

きみに出会う前は、あまり人に近づかれないタイプだったけど、きみのおかげで子どもから大人まで近づいてくれる。その中の出会いで生涯の友にも出会うことができた。

きみに出会う前は、人には無関心か正直興味がなかった。自分に対してもどうでもいいやって思うことだって。でもきみのおかげで、なにが好きなのか、苦手なのか。きみが吠えるのは、怖がるのは何か。きみが粗相するときは何を求めているのか。一緒に時間を過ごし、知ることで、欠点が魅力に変わる瞬間を何度も感じられた。きみの欠点がぼくを必要とする、ぼくの存在を肯定するものに変わることを知ったから。

きみに出会う前は、仕事のモチベーションをキープするのが結構大変だった。でも今は、きみのそのひょうきんな顔を見ているとなぜかアイデアが浮かぶんだ。きみで色々遊んでもきみは怒らずに付き合ってくれる。最高の表情を見せてくれるんだ。

きみに出会う前は、仕事のストレス解消は、お酒か、音楽を爆音で聴くことだった。でも今はきみをなでるだけで、きみに見つめられるだけで、大丈夫だって言われている気がして安心するんだ。

きみに出会う前は、冬は寒くてなかなか寝れなかったけど、今はきみのおかげで朝までぐっすり。

きみに出会う前は、運動不足で週末はひたすら寝ていたけど、今は早起きしてきみと歩くのが心地よい。きみが関心を持つ世界に一緒に浸れる。それがぼくを豊かにしている。

そしてなによりきみのママと出会い、ママと喧嘩してもきみのおかげ仲直りができる。

たしかにお金は少しかかるし、早起きもしないといけない。ほっとくとすぐ匂うし、食べ物もおいしいものに目がないからきみに隠れて食べることもある。

でもきみの良さは、そんな些細なことを忘れるくらいたくさんあって、ぼくをまともにさせる存在。

きみといることでぼくはぼく自信を好きになれているんだ。きみの瞳に映るぼくがなんとも言えないほど優しい顔をしているから。

ありがとう。

あなたの周りにはあなたを美点凝視してくれる友はいますか?あなた自身も気づいてないような良さを際立たせあなたの美しさとして確立してくれる人。まずは、自分自身が自分にとってそんな友を目指して自分を観察してみてはどうでしょう。あなたの大切にしている人から広げて、いつかは、あなたを攻撃した人をも美点凝視できたらそのとき「ゆるす」ことが完了するのかもしれません。

今は難しいかもしれないけれど、レベル1から初めて、たくさん仲間を作っていつかパワーアップできたら難関レベルの人にもエールを送れる日を自分自身への美点凝視の最終目標に。。

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