自分と相手のベストを引き出す方法
私が好きな言葉で「愛は常に最善のことを信じようとする」”love is always eager to believe the best.”というのがあります。
相手が「今できるベストを尽くしてくれる」という確信を持って接すると、その人から最善のものを引き出すことができるということです。
私自身、出会う人によってすごく頑張れたり、逆にやる気を削がれたりすることがあるのですが、この愛がベースにある信頼が関係しているんだなーと思うと納得がいきました。
自分の見方次第で相手のベストも最低も引き出せるとなると、相手の味方になって物事を見ていくのって大切ですね。
実際にこんなケースもあります。
「統合失調症についての有名な研究がある。 統合失調症が再発するかどうかを大きく左右していたのは、家族が本人に対して、感情的なプレッシャーをかけていたかどうかだったのだ。責められたり、批判されたりすることが多く、強い感情的なプレッシャーにさらされていた人は、せっかくよくなっても、高い割合で再発してしまった。家族にかかわり方を指導することで、通常の薬物療法だけでは二年間で五十パーセントも再発してしまったのが、九パーセントにまで減らせたのである」
この考え方は自分自身に対しても応用できると思います。
「お前なんて何やってもダメだ、絶対に失敗する、今までだってそうだっただろ」・・・というふうに自分の敵になるよりも、
「きみなら必ずできるやり遂げられる!!」と自分自身の味方になってエールを送る方が俄然やる気が湧いてきますよね。
動物にはなく人間だけが持っている能力の中で最高に素晴らしいものの一つが「想像力」と言われています。
この「想像力」を悪用、つまり自分や周りを否定してネガティブなことを考え続けると、それはストレスになり心身ともに疲弊していきます。
しかし、「なりたい自分」を想像して努力すると人はその通りに成長していきます。
どんぐりは地面に落ちている時、踏まれたり土にまみれて汚くなったり、枯葉に覆われて存在自体が見失われたりすることがあります。
でもちょっと思い出してみてください。落ちるその前までは大きな木にぶら下がってました。
そして将来そのどんぐり自身は30m以上の大木に成長することもあります。
あなたの目にはどんなふうに映っていますか?
「あなた自身」は、またお子さんやパートナー、職場の人やチームメイトの「あの人」は、土にまみれて他と区別がつかない落ちたどんぐりのように見えていますか?
それとも、周りにはそう見えていたとしても、たとえ「あなた自身」がそう思っていたとしても、堂々と空に向かって伸びる大木として成長している姿が映っていますか?
もし自分のことを堕ちたどんぐりのように思う時があるなら、30メートル以上ある大木をイメージしてみてください。
ストーリーの「ぼくのルーツ」ではどんぐりの目線で描いています。自分で自分をうまく信じてあげられない時に見てもらえたら嬉しいです。
「愛は常に最善のことを信じようとする」
“love is always eager to believe the best.”
今日からあなたも「あなたが今できる最善」を引き出すクリエイターになれます。