ACE

勇敢だった過去のじぶんと
そんなじぶんをリスペクトできる
未来のじぶんに出会う旅

慢性的なトラウマが引き起こす症状

災害や事件など単回性のものと、慢性化した複雑なトラウマとでは、後遺症の性質が違ってきます。どう違うのでしょうか。たとえば一度の災害によるトラウマだとしたら「日常とは違う異常な体験をした」のだと、理解することができます。悲惨な出来事であってもあくまでも起きた事態が異常であって「自分自身に対して...

フラッシュバックを減らす:「リラックスする」スキル

前回、発達性トラウマの症状の一つであるフラッシュバックを軽減させる方法の「今に意識を向けるスキル」について取り上げたので、今回はもう一つの方法「リラックスするスキル」をご紹介します。発達性トラウマの症状があるなしにかかわらず、現代人はスマホやSNSの影響もあって脳が情報過多になっているためどんな人に...

フラッシュバックを減らす:「今に意識を向ける」

覚えておきたいのはフラッシュバックは「記憶」だということです。どれほど強烈に今この瞬間に起きているように感じても、それは「記憶」です。「フラッシュバックは記憶だ」という事実はフラッシュバックが、あなたに対してできることと、できないことに気づかせます。それは同時にフラッシュバックという現象の弱...

生きづらさを抱える人へー 発達性トラウマと生きる

トラウマを負うと、自分が自分のものであるという根本的な感覚が失われてしまいます。 そして発達性トラウマとは、複雑性PTSDの原因となる子ども時代に負ったトラウマのことです。家庭や学校などで負った慢性的な(反復性)ストレスがトラウマを生み複雑性PTSDの原因となることが多いと言われています。トラウマは決し...

うつ状態から自分と家族を守る予防策

パンデミックの影響で日本でもかなり問題視されているのが自殺者の増加。一年の中でも春先から初夏にかけて増えるという「自殺者」の数ですが、特に5月のゴールデンウィーク明けに多いとも言われています。この時期に増える命にも関わるうつ状態から自分自身や家族・友人を守るためになにができるでしょうか? 今回は...

子どもが生き抜くために必要な”心のヘルメット”

「子どもがこの不安定な世界で生き抜いていくために、親としてできるいちばん重要なことはなんですか?」 この質問に答えているのが今回紹介したい本『生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て』です。 この本はUCLA医科大精神科教授と児童心理セラピストの2人の著者が愛着形成を軸に、子どもの脳とメンタル面の土台作りが...